研修の基本設計

社内講師はプロの講師とは違います。プロ講師は独自ノウハウに培ってきたパフォーマンスで一般的な構成を破って成功しているケースが多いですが、それを真似しては大怪我します。社内講師は慣れるまではロジックを重視していく必要があります。この記事では研修構成の「はじめの一歩」をお伝えします。

まず聞いていて、いま何の話をしているのか迷子にならないようにしなくてはいけません。そのため先にポイントを言い、振り返りで再度ポイントを繰り返すに気をつけるべきです。

「3」×「3」で設計する

研修コンテンツの設計について基本的なフレームを紹介します。
聴いていて分かりやすいのが「3」つに分ける構成です。

オープニング:今日は「A」「B」「C」の3つの学習をします。
コンテンツA:まずは「A」から・・・・・・「A」のポイントは<a><b><c>です。
      ということで「A」では<a><b><c>について学習しました。
        *これが「A」「B」「C」とすべてで続けて————-
エンディング:今日の研修では「A」「B」「C」をレクチャーとワークで学びました。
 


やや、くどいようですが実際はこのくらい、途中途中に振り返りをしないと「B」の話に進んでいるのに、聞き手は「A」のままということがあります。

この時「3」×「3」の構成で作っておくとロジックが伝わりやすく記憶に残ります。これが最初のコンテンツは「2」つで、次のコンテンツが「8」とかだとややこしいのです。(プロ講師はこのあたりは曖昧でもうまく話します)

また、同じ「3」に羽孵る場合も「順列構成」と「並列構成」があります。

順列構成

オープニングからエンディングまで一気通貫となります。
コンテンツ1.2.3は連続性があるストーリーです。

例えば、「ヒアリング⇒プレゼンテーション⇒クロージング」といった感じです。

並列構成

一方で並列構成は別のコンテンツになります。

例えば、「リーダーシップ:コミュニケーション:モチベーション」というイメージです。

どちらがいいという話ではありません。講師自身がこの差を理解しておき受講者が迷子にならないように配慮しましょう。

「3」はミラクルナンバー

とにかく「3」に分解することを習慣にしておくと営業活動にも社内講師活動にも役立ちます。

ベーシックからスタート

はじめから奇をてらった構成を考えずに、まずはベーシックな構成からスタートしましょう。

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