「OJT」「OFF-JT」「OCT」「SD」それぞれの役割

人材育成「4つ」の手法

企業における人材育成には4つの手法があります。
一般的には「OJT」と「OFF-JT」で考えられますが、【人材開発NET】では「OCT」と「SD」を加えて4分類しております。

ここでは「OJT」「OFF-JT」「OCT」「SD」の役割を理解しましょう。

OJT

「OJT」とは『On The Job Training』の略で、現場で上司、先輩がおこなう教育訓練で、業務遂行能力を仕事をしながら習得する人材育成法です 。

OFF-JT

「OFF-JT」とは『OFF The Job Training』の略で 、現場を離れ「座学」「ワークショップ」を通じての人材育成です。社内講師と外部講師のパターンがあります。

SD

「SD」とは『Self Development』の略で「自己啓発」による学習です。自分の時間とお金を使っておこなうため学習意欲は「OFF-JT」よりも高い傾向にあります。ただし業務に直接的に関係ある学習に限定されませんし、自己投資のため企業側から強制はできません。企業によって一部負担する制度(SDS)もありますが、内容を限定するなど運用が難しくなります。

OCT

「OCT」とは『On the Chance Training』の略で「新たな挑戦の機会を与え成長促す」人材育成法です。新たなスキルを「OFF-JT」 で得てもアウトプットする機会がなければ成長はありません。「OFF-JT」とリンクさせることを原則にして、「SD」に対しても現業務外であっても仕事のなかでアウトプット機会を提供することで能力は高まります。

イメージマトリクス

役割を分解すると以下のようなイメージになります。

現場で業務そのものを体験学習するのが「OJT」
現場を離れて業務にかかわる学習をするのが「OFF-JT」
現場で通常業務を超えた体験学習をするのが「OCT」
現場を離れて業務外の学習をするのが「SD」

相乗効果を発揮させる

「OJT」「OFF-JT」「OCT」「SD」それぞれが相乗効果を発揮すれば成長にレバレッジがきいてくるでしょう。

注意すべきは「OJT」の属人化です。主に2.3年面の先輩社員が担当しますが、自分のやり方を強要する指導になっているケースが多々あります。
正しい「OJT」を行うために当該先輩社員の「OJT研修」も必要です。

御社では若手社員に任せきりで、自由に「OJT」をやらしてませんか?
手遅れになる前にトレーニングを行いましょう。
実は「OJT」を実行して一番成長するのは教えるほうの2,3年目社員です。

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